汗をたっぷりかいて肌ツヤツヤ!

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汗ではなく汗をかく肌状態が肌にいい。

普段運動しない人にとっては、まとまった汗をかく機会というとお風呂に入ったときしかないと思います。 汗そのものの美肌効果というのはほとんどないんですが、「汗をかく=身体が温まる」ということが肌や身体にとっては凄く重要だということです。

よくある勘違いとしては汗をかくことがデトックス(解毒)になり、それで肌がきれいになると思ってしまうこと。 残念ながらたくさん汗をかいても毒素も老廃物もでません。あしからず。

汗をかくことは肌環境の維持に役立ちます。

汗は常在菌のエサとして役立つ。

汗というものは基本的に体温調節のためにでてくるものです。運動したときやお風呂に入ったときなど体温が上がると平熱を維持するために、発汗するわけです。

この汗ですが、実は肌にとっては重要な役割を果たしています。例えば皮脂腺が分泌される皮脂と混ざりあうことで肌を外部刺激や乾燥から守る皮脂膜を形成しますし、 肌に無数に住みついている皮膚常在菌のエサになって肌環境を維持するのに役立っているんですね。

普段あまり気にかけることがない皮膚の常在菌ですが、この皮膚常在菌は肌を弱酸性に保ち、カビや花粉といった外部刺激や病原体から肌を守ってくれています。 この皮膚常在菌が活動するには、エサとなる汗、そして自ら熱を生み出せないため、一定の皮膚温が必要になります。

運動したり、お風呂に入ったときというのは身体も温まり皮膚の温度も高くなるし、同時に汗もかきます。皮膚常在菌にとってはとてもいい環境なんですね。 だから運動して汗をたくさんかくようにしているとか、シャワーではなくきちんと湯船に浸かっている人は肌がきれいなはずです。

逆にいくと運動もしないし、いつもシャワーで済ませているという人は、体温も上がりきらないため、汗をかくという機会が少ないだろうし、 汗をかかないということは、身体のめぐりも代謝も活性化することがないということですから皮膚常在菌にとってはもちろん、肌や身体の機能も低下しているだろうことが予想できます。

運動するのは時間がないとか、面倒だとか何かと理由をつけてやりたがらない人が多いと思いますが、そういう人は必ずお風呂には入るようにしてください。 汗をかく習慣がないと汗腺が鍛えられるということもありますが、肌環境を快適に保つことにも影響してきてしまいます。

たくさん汗をかくお風呂の入り方は?

汗をたくさんかく入浴方法としては半身浴を思い浮かべる人が多いと思います。肺や心臓部分をお湯に浸けないことで身体への負担が減るので、 長くお湯に浸かることができ、身体の芯から温まることができるというのがよくいわれる半身浴のメリットですよね。

しかし、実際はというと、気温が低い時期などは半身浴では上半身が冷えやすくなるのでむしろ体が温まるのに時間がかかりますし、 なかなか温まらないといってお湯の温度を上げて心拍数をあげて心臓に負担をかけている本末転倒な人も多いんですね。

日本睡眠学会が報告したデータによると、40度のお湯で10分間全身浴した場合と40度のお湯で20分半身浴した場合、全身浴のほうが体温の上昇が早く、 温まるのが早かったというデータがあるんですね。完全にデータで半身浴神話というのは崩壊しているというのが現状なんです。

というわけで、たくさん汗をかくのなら夏は39度、冬は40度ぐらいのぬるま湯に全身浴で入るというのがいいということです。 汗が出てくるまでの時間ですが、代謝がよければ6~7分ぐらいででてきますが、代謝が悪い人はもうちょっとかかるでしょう。

※汗が出てくるまでの時間は繰り返すうちにだんだんと短縮されてきます。

その他注意点としては、お風呂の前後、場合によっては持ち込んでもいいと思いますが、水分補給をしっかりすることです。 水分不足になると血液がドロドロになってしまうので、血行促進などといっていられなくなりますし、脱水症状も怖いですからね。

汗として出す水分と同じ量の水分を補給することが大事です。

汗をたくさんかいてもデトックス(解毒)にならない。

毛穴もきれいになりません。

誰がいいはじめたかは定かではありませんが、「汗をかくことで体内に溜まった毒素や老廃物を排出できる」という話があって、 いまだにそれを本当のだと信じている人も多いんですね。

はい、もうお分かりのようにこれは正しくありません。

毒素や老廃物といわれるものは腎臓で濾過されて尿から排出されています。汗としては排出されることはないです。 ただ、お風呂に入ることで腎臓の働きを高めて利尿作用を促して毒素や老廃物の排出をサポートするという効果はあります。

ちょっと複雑ですが、しっかり覚えておきましょう。

それから汗をかいてデトックスと似たような話で、汗をかくことは毛穴の掃除になって毛穴がきれいになるという話もあります。 はい、これも思い込みです。汗をかいても毛穴はきれいになりません。

理由はシンプルで、体温調節などの理由ででてくる汗はエクリン汗腺から分泌されますが、汗孔という毛穴とは別の穴からでてくるからです。 誤解している人が多いんですが、汗は皮脂と同じ毛穴からでてくるわけではないんです。

※毛穴の中にはアポクリン汗腺がありますが、陰部や耳の裏などごく一部に存在するだけ。

汗をかくと毛穴がきれいになるというのは、毛穴に詰まった皮脂を汗が毛穴の内側から押し出すようにしてキレイにしてくれるというイメージがあってのことだと思うんですが、 汗は汗孔という違う穴から出てくる以上はそんなことことはありえないってことです。

これまで頑張って長湯して、たくさん汗をかいて、それがデトックスになるとか毛穴がきれいになると思っていた人もいると思います。 でも、悲しいかな、すべてムダな努力だったということになります。ちゃんと調べないとダメだといういい教訓になったと思います。

「汗がたっぷりでて肌ツヤツヤ!」のまとめ
  • 汗は皮脂膜や常在菌のエサになるといった役割もある!
  • 皮膚の常在菌がバランスを保てていれば肌環境も良好!
  • たくさん汗をかくにはぬるま湯の長湯が効果的!
  • 汗をかいてもデトックスにならないし、毛穴もきれいにならない!

洗浄力の強い洗顔料を使ったり、殺菌や抗菌作用のある化粧品を使うと常在菌のバランスが崩れることがあります。 保湿しすぎることでも常在菌のエサが増えすぎてバランスが崩れるといわれています。